2019年のRIDEALIVEの締めともなるRIDEALIVE SHIKOKU。
そう、私、高橋 侑也の地元である高知県を目指して四国を走ります。
みなさんにとって自転車の魅力ってなんですか?
モノとして、体験として、ツールとしてなど、それぞれあると思います。
全部魅力的なのは間違いありません。
しかし、今、僕が感じたい自転車の魅力は、風を切り、リングとチェーンが噛み合い、タイヤと地面が擦れ合う音を感じながら、途方もない距離を迷いなく淡々と進み続ける事。進み続けなければならない、
という心の持ちようでペダルを踏み始める事。
少々辛くはあるのだけれど、なんとも言えない解放感を感じるあの瞬間に魅力を感じるのです。
そんなハードな自転車の魅力を体験するのに最適な場所、それが四国なのです。
以前ピストバイクという物に乗り始めた頃から何度かお世話になっている『SHIOKAZE STORE』さんをスタート地点とし、2日間かけて、170km離れた高知県の中心部『ひろめ市場』を目指します。
我々が立ち向かわなくてはならないのは四国二番目の標高を誇る剣山。
そして日本有数の大河川であり暴れ川として四国三郎の異名を持つ吉野川の流れに削られた急峻な渓谷の数々です。
それらを縫うように走る、日本三大酷道として名高い、”与作”と呼ばれる国道439号線、そして途中に林道を挟み、高知城に下るルートとなります。
美しい四国山脈の景色を眺めながらしっかりと無我の境地にいざなえるかと思います。
是非、この険しい地域を走り抜け美味しい鰹で一杯やりましょう。
僕も必死で走ります。