遡ること3月の終わり頃。
実は僕のRIDEALIVE2016は既に始まっていました。
今回のライドアライブにおいてメインで指揮をとる事を志願した僕は、まずは心機一転、昨年・一昨年とは違う新しいキャンプ地でやりたいと思い、豊田の奥地へと頻繁に足を運んでは駆け回っていました。
トップの写真はその試走時の様子です。
今までとは違うフィールドを使って、そこでしかできない新しい遊びの提案をしたいと考えていたのですが、思い描いていたキャンプ地がなかなか見つからなかったのです。
まだ本格的な春がやってくる前のとある日、アルバイトのSHIGAちゃんとハングリーサイクリストの葛西くんとキャンプライドした時の事です。
凍えそうになりながらキャンプし、疲労困憊な僕らの前に現れたキャンプ場はこちらの看板。
しかも、3kmほど激坂を登らないといけない事を知った僕らは、行くのを止めようかと声も上がりましたが、重量級のバイクで前日160kmほど走った体にムチを打ち、ヒルクライムした先に待ち構えていたのが今回の開催地だったのです。
ほとんど現地の方にしか知られていない隠れ家的なそのキャンプ場は、グルメセンチュリーライドで通るルートでもあり、下山(しもやま)という、のどかで自然豊かな素晴らしい場所に位置しています。
この看板の先にある坂道を登ってゆくと、民宿と茶店とキャンプ場を営んでいらっしゃるこびそに辿り着きます。
笑顔が素敵な奥様と旦那様が出迎えてくれます。
豊田市の山間地域においても有数の広大な自然を有する下山エリアには、地元で採れる間伐材を用いて製作したバイクラックがたくさん設置されているのをご存知でしょうか。
これらは、今回のライドアライブにおいて会場入り口のゲートからバイクラック、丸太の椅子など会場の構築を全面的にご協力頂いた しもやま再来る(しもやまさいくる)プロジェクト の皆さんの手によるものだったのです。
しもやま再来るプロジェクトさんとは、昨年のグルメセンチュリーライドをきっかけに出会いました。 自転車アクティビティと地元の魅力を丁寧に結びつけ、自然と人との新しい循環を生み出そうという、彼らの活動の環にこうして僕たちも交わることができたのはとても幸運なことです。
本当にたくさんのご協力をいただき誠にありがとうございました!
そんな、しもやま再来る(しもやまさいくる)プロジェクトさんや、他にも多くの方と共同で製作した手作り感あふれるゲートの前での集合写真。
初めは照れながらやっていたこのかけ声も、今ではお決まりのかけ声となりました。
集合写真の後は待ちかねていた宴会の時間です。
今回の会場を盛り上げてくれたのは、このライドアライブから派生したコンセプトブランド、RAL(ラル)のデザインを担当して頂いているMotnorm氏とWelldoneイノッチ氏によるDJセッションや、キャンプファイヤーを囲んでお酒を飲んだりと、それはもう楽しくて飲み過ぎたのは言うまでもありません。
確か、寝床についたのは確か3時ごろだったかと。w
新調したテントで倒れるように寝ていた僕ですが、眠りも深く体をしっかり休めることが出来ました。 少しずつテントの外から足音やしゃべり声が聞こえ、心地よい朝の知らせで目を覚ましたのです。 若干二日酔い気味で3時間くらいしか寝ていませんが、足取りは軽くALL NEED IS BREAKFASTの会場へ、つまりは朝ご飯へと向かいます。 もちろん今回の朝ご飯も、自分たちで作ります。 ただ去年と違うのは、パインフィールズマーケット(以下PFM)の看板メニューコッペパンを用いたキャンプご飯を作る事。 何を作ろうかと模索していましたが、どうせなら自分がPFMのメニューにあったら良いなと思うものを作ることにしたのです。
もしかしたら現在期間限定で、きのこチキン~クリームソース~のコッペパンがPFMで提供されているのは僕の影響ですかね? どうでしょうかPFMさん。w 味は言うまでもなく美味しかったのですが、こんな風に自分で調理をし、仲間達とあーでもないこーでもないとこれから始まる冒険を計画するのも醍醐味の一つではないでしょうか。
朝ご飯が終われば、テントを片付けて身支度をし、相棒に荷物をくくりつけ2日目のライドが始まります。
僕にとって、一番の楽しみにしていた2日目のアクティビティはこれ、アドベンチャー・アーレーキャット。
広大な三河のフィールドを使ったオリエンテーリングは、走った事はあっても今まで知らなかったその土地の歴史や文化に触れることができるキッカケとなります。 スタート場所が一緒ということもあり、仲間を見つけて数人で協力し合って行く人もいれば、自分なりのルートを考えて単独で行く人も。 僕はというと、目的地までたどり着けるか心配していた女子チームをエスコートする事に。 ルートは無限にあり、 アドベンチャー・アーレーキャットのオーガナイザーである、シゲとカモちゃんの嫌らしいチェックポイント設定に難儀しましたが、せっかくなのでゴールに向かいつつ高得点がとれそうなルートで行く事にしたのです。 ご一緒した女子チームのみなさん、ココだけの話アップダウンがあってちょっとハードなのは知っていました。この場を借りてお詫び致します(笑)。
上り坂で悲鳴をあげ、下り坂で歓喜を味わうの繰り返し。 緩急たっぷりでドラマチックなルートだからこそ、共に走る人を応援し合い、走りきった後には今までよりもグルーブが生まれると信じています。
そして、山ばかりの風景に少し飽きて疲労が溜まったところで、オーシャンビューが僕たちを出迎えてくれました。 海辺まで一気に走らせる道中、台風の影響で中止の心配をされていたアクティビティーの SUP&シーカヤック を楽しむ人達が海でのアクティビティを楽しむ姿も見て一安心。 ゴールのCAFE OCEANへと向かいます。
同じ場所から見る景色でも、天候や季節によって全く違う顔をしていて、いつ来ても新鮮でワクワク出来るCAFE OCEANさん。 そんな場所で働くスタッフさんはとてもイキイキしていて、常にお店が変化し続け、素晴らしい空間を生み出しているのです。だからこそ、3年目の今回もまたCAFE OCEANさんをゴールの場所にさせて頂きました。
ゴールに辿り着いたときには、走りきったという達成感と今年の大冒険も終わってしまうのかという寂しさを感じていました。
それは参加した皆さんも同じだったのではないでしょうか。
共に頑張り、共に笑い、共に涙をながした今回のRIDEALIVE2016も幕を閉じようとしていました。
サークルズの夏休みがコンセプトであるライドアライブですが、僕らだけでなく参加した方も、遊びの探求や新しいことへの挑戦など、大人になってからでもその喜びに気付くことがたくさんあると思います。 今年はお子様と一緒にご参加頂いた方や、ご家族でのご参加がとても多く、しかもそれぞれがしっかりとライドアライブの価値観を自分自身の中で昇華させて、2日間をめいっぱい楽しんでいたのが目にも心にも焼き付いています。
この遊び場をきっかけに出会う事が出来たかけがえのない仲間と、またどこかで一緒にペダルを漕いで、笑いあったりできる日を楽しみにしています。
石の上にも3年と思って積み上げて来たライドアライブ。
今年も本当に楽しい2日間を過ごすことができました。
関わって下さった全てのみなさまに、改めて感謝の気持ちを伝えさせてください。
本当にありがとうございました。
来年もさらなる冒険が待っていることでしょう。
民宿こびそさま / しもやま再来るプロジェクトのみなさま / SundaySpice島田さま / 喫茶hiraya小田さま / えんぎや林さま /
アトリエみちくさ井本さま / EDITモトノームさま / アキコーポレーションさま / モトクロスインターナショナルさま / SUNWESTさま / インターテックさま / グローブライドさま / CAFE OCEAN / ISLAND SURFのみなさま / 㮈村鼓動ヒデノリさま / (株)モチヅキさま / .HYAKKEIさま
Frame | Salsa | Casseroll |
HeadSet | Campagnol | |
Rim | H+3 | The Box |
Hub | Shimano | 105 |
Tire | Challenge | Strada Bianca |
Stem | Simworks | Dirty Rhonda |
Brake | Paul | Midium Racer | Main Group | Shimano | Ultegra 6603 |
Crank | Sugino | |
Cage | King cage | Oliver Cage |
Rack | Simworks | On The Road |
Frame Bag | RAL | EL Loader |
Pannier Bag | RAL | EX Loader |
Helmet | Giro | Aspect |
Shirt & T-Shirt | Patagonia | Capline |
Short | Deeper's Wear | FastPass Shorts |
Shoes | Giro | Terraduro |