RIDEALIVE 2019 in 沖縄
2019/12/7

RIDEALIVE 2019 in 沖縄


RIDE DATA

天気
平均気温
28
走行距離
190km
参加
17
宿泊
琉球古民家 陽瑠寝

人生で2回目、14年ぶりの沖縄。

当時の記憶はほとんどなく、色のない想い出だったから、まるで初めて訪れたかのような新鮮な感覚で走り出した。

青い海は気持ちを解放してくれたし、深い緑は癒しと興奮を交互に与えてくれた。

ギラギラ照りつける太陽、力強い風、時折いたずらするかのように落ちてくる雨をも全部全身で受け止めた沖縄での3日間は、まるで夢だったかのような心地良い記憶だ。


 

その記憶を辿り、今回のRIDEALIVEの印象を書き留めようと思い浮かべてみると…。

3日間共に遊び過ごした仲間へ、イベントを通して出会い関わってくださった方々へ、魅力的だった沖縄への、壮大なラブレターになりそうなのでこれは心にしまっておこう。

それはそれは恵まれた3日間だった。


味方になった天気と極上の自然

ころころと表情を変える空。空に連動して変わる海の色、緑の存在。
太陽が出ている時のキラキラ澄んだ色はもちろん、絶景。

雲が多くても雨が降り出してもなんだか神秘的で、心掴まれるものがあった。

どの色の空も海も緑も、良い。

全色コンプリートできて、ラッキーだったよね。


一緒に走った仲間たち

全員に共通していたのは自転車というツールがあったという事だけ。

自転車という共通の道具を使った旅は、特別なことは何もしてなくて、自らの足でたどり着いた目的地で共に過ごすというシンプルなもの。

自転車を漕ぎ進める事によって、みんなで励まし合い、喜びと達成感を分かち合う事ができる。その場に流れる空気は自然と一体となり、明るく穏やかな丸いつながりが生まれていたようだった。

別れは惜しいかったけど、ポジティブな感情しかない。

また遊びましょう。


気持ちの良い沖縄の人々

沖縄に暮らすひとはあったかい。
心にスーっと通る素敵なサポートをたくさんいただいた。


3日間の拠点とした琉球古民家の宿 陽瑠寝 さん。

ひとつ屋根の下、のんびりワイワイ過ごせた時間は格別だった。

オーナーの上地ご夫妻は陽だまりのように温かく迎えてくれ、胸がキュンとなるおもてなしを幾つもしてくれた。


食卓を彩ってくれたニュー夜明けさんのオードブル。

目でも楽しませていただき、沖縄の食材を丁寧に味わうことができた。

初日の宴を盛り上げた最高のエッセンスだった。


深い緑の山奥にある憩いの場がじまんろーさん。

風と木々、虫や鳥の鳴き声に包まれながら時間を忘れてしまうほど緩やかで自然と共存している喫茶店。

がじまんろー(食物がたくさん採れるという方言)という名の通り、庭やそこの森からの採れたてシークヮーサーやハーブをいただくことができた。
身体も心も癒された。


自転車とわたし

自転車はあらゆる経験をさせてくれる相棒。
旅のツールを積載して走ってくれる頼もしい存在。

美しい景色をみせてくれたり、新たな出会いを生んでくれたり、多くの関わりを作ってくれたり、様々な感動体験を次から次へと与えてくれる。私にとって、運命共同体そのもの。

今回の沖縄で恵まれてるなーという感情を抱けたのは自転車があってこそのこと。

自転車で旅って簡単じゃない、楽じゃない。

だからこそあたり前にあるモノゴト、気持ち、自然や景色により大きく深い有り難さ感じることができる。だから自転車で旅に出たい。

ありがとう。自転車に、3日間の全てに。

3日間走った数々の良い道、目も心も奪われた場所は全て、今回のために試走を重ね、先頭でみんなを引っ張ってくれたTairaCycleのタイラさんのとっておきだった。

みんなに楽しんで欲しいという思いで全力でサポートしてくれたタイラさんのおかげで、みんなの笑顔や感動の涙に繋がったよね。 ありがとうございました。最高でした!


TAIRA CYCLE 平良さんより

RIDEALIVEを沖縄で!!!

最初その話を頂いたとき素直に心がはずんだ。

僕がこのイベントをはじめて知ったのは、確か2014年のシクロワイアードの記事だったと記憶している。

この記事で見た動画(映像)が素敵でその空気感になぜかぐっと心をもっていかれたんだよね。

この日からRIDEALIVEを追いかけていたし、参加したいと思わせてくれたイベントのひとつ、憧れのイベントになった。

「RIDEALIVE」は僕に自転車という道具を使っての新しい遊び方を教えてくれた。

自転車乗って、美味しい食事に、仲間との乾杯。そして音楽…なんか僕の好きな要素がたくさん詰まっていた。

そして今回、そんな素敵なイベントを沖縄で開催したいと言うのだから、心はずむし、踊るでしょ!

しかし同時にプレッシャーも感じずにはいられなかった。ルートはどうする?沖縄の何を求めているのか?青い海?空?

そして何よりRIDEALIVE の名にふさわしい内容にできるのか?

不安とワクワクを抱きながら僕のRIDEALIVEは7月の下旬から始まった。休みの日はすべて試走にあてた。

最初はグーグルマップに目的地を入れ、案内されるがままに走ってみる。

あたりまえだけど車が走る道(国道)を選び走る(走らされる…)

結果、全くもって楽しくない。車も多くて、単調すぎる。もうここからグーグルさんには頼らないと決めた。

出来るだけ車が通らない(少ない)、自転車しか行けないような場所を僕は求めていた。

風の吹くまま。気の向くまま。なるべくメイン道路から外れるように(意識して)ペダルを漕いだ。

小道、未舗装路、路地、農道…など、気になる道が目に飛び込んできたらとりあえず行ってみる。

行き止まりで引き返したり、行った先が民家の庭先だったり…汗、森の中で野犬に遭遇してちょっとビビったり…汗

そんな一歩進んで2歩下がり、3歩進む…という試走を繰り返すうちに出来上がったのが今回のルートだった。

青い空、青い海を見ながら走る大味なルート(ざっくり言ってます)ではなくて、今回僕が考えたのは、国道からそれるとちょっとした未舗装路があったり、木々の間からチラッと見える海だったり、パイン畑があったり、サトウキビ畑の中を走り坂を上り振り返れば…青い海が見えたり(残念ながら雨で見えず…泣)

フクギ並木に囲まれた集落だったり、防波堤沿いを走ったり、亜熱帯の植物があらわれたり、道端にシークワーサーの実が落ちていたり、etc……。

そんな何気なく走っている道中で小さな発見や気づきを1個ずつ拾い上げていき、たとえその時気づかなかったとしても、後から振り返ってみたときに、何か…ジワっと感じてくれるようなコースにしたかったのです。

目的地に向かうその道中も楽しんでほしくて…。

先頭を引きながら背中で語りかけていたのだけれども…みなさん何か感じてくれました?いくつ拾いました?笑

この3日間、ここ沖縄で皆さんと自転車で遊び、飲み、語らい…楽しい時間を共有出来たことは僕の胸に深く刻まれました。

スタートしてからすぐ雨に降られ走った事も、2日目のきつかった坂道も、日が暮れて暗い道を走った夜も、夜の宴での美味しい食事とビールで乾杯したことも、

美味しい朝ごはんも、etc…。

ここでは語りきれないくらい最高に楽しい時間が流れていたんだなとしみじみ思います。。。

そしてそのすべてを共有することで産まれた深い絆が(僕はそう思っています)この関係が終わりではなく新たな始まりになったと確信しています!

自転車が繋いだご縁。RIDEALIVEで出会ったご縁。

縁。丸。サークル。サークルズ。

目の前には無数の点が散らばっていると思うのだけれども、その点と点を繋ぐきっかけはひとつの出会い(点)であり、それが結びつき線になり、

大きな輪(縁=丸=サークル)になるのだと改めて感じました。そしてそのきっかけを作ってくれたサークルズさん。本当にありがとうございました。

そして今回のRIDEALIVE沖縄を担当したPFMのみゆきちゃん。おつかれさまでした。

準備の段階から色々と大変だったと思いますが、終始笑顔で、周りにも気を配りながら対応するその姿に尊敬の念を抱きました。

本当にありがとうございました。

それではこの広い空の下で(どこかで)また皆さんと遊べる日をたのしみしてます

ありがとうRIDEALIVE!

最高にハッピーな3日間でした!

TAIRA CYCLE
平良 嘉浩
https://www.tairacycle.com/


Today's Rider

RIDEALIVE 2019 in 沖縄
MIYUKI【PINEFIELDSMARKET】
-BIKE SPECS-
Frame SURLY PACER / 43cm
HeadSet ChrisKing Sour Apple
Rim VeloCity A23
Tire Panaracer GRAVEL KING / 700x28c
Stem SimWorks RHONDA
SeatPost SimWorks Beatnik
Main Group SHIMANO Tiagra
Pannier Bag RAL EX LOADER
 
-WEAR SPECS-
Stem Bag OUTER SHELL ADVENTURE Stem Caddy
Shoes BEDROCK Classic
Shirt RAL Player Shirt Chambray

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