RIDEALIVE 2017 Vol.2 Shizuoka
2017/8/10

RIDEALIVE 2017 Vol.2 Shizuoka


RIDE DATA

天気
最高気温
34
走行距離
約82km
メカトラ
4回
積荷落下
5回
ゴール地点
手打ち蕎麦naru

こんにちは! GreenCog / グリーンコグ山本です。

東西に長い静岡県の西の端の方に位置する浜松市
そんな浜松市が、第2回目のRIDEALIVEの会場に選ばれ、さらに僕がアンバサダーという立場を頂戴し、素直な喜びとちょっとだけ不安を感じたのでした。 過去2回ほど参加させていただいたRIDEALIVEで感じた達成感やいろいろな感情が入り混じった不思議な感覚を、地元の参加者にも県外からの参加者にも同じように浜松で味わっていただきたいなと。

とにかく難しいことは考えず、普段自分たちが自転車でどんな風に遊んでいるかを思い出してみる事にしました。
そんな考えを巡らせるうち、やっぱり景色だったり、風、匂いだったり、そんな空気を肌で感じられるのが自転車の大きな魅力のひとつだったなと、思い出しました。
そしてひたすら試走を重ねて仲良しなお客様が発掘したルートをみんなで辿り、ワイワイ言いながら走る事をしているうちに、これはかなり気持ちのよい楽しみ方だなって思い至りました。 水辺をみんなで走るだけでも本当に楽しいんです。 そういった意味でも浜名湖は最高ですよ。 未体験の方は騙されたと思って遊びに来てください。

そうは言っても、今回はアクティビティも含めた3つのルートで集合するという試みで、それなりにまとまった人数になるわけです。 脚力も、機材も、荷物も、みんなそれぞれで異なる中で同じルートを共有するのはちょっと不安でもありました。 しかし、参加予定の方々が自転車の相談やパッキングの相談に来てくださるうちに、気持ちが高ぶっていく様子を目の当たりにし、自分もどんどん盛り上がっていくのでした。 準備からRIDEALIVE! そんな感じで自分の機材は後回しになり、前日に慌てて準備するという・・・(汗)

そして迎えた当日、案の定、参加者の皆様のスタイルは見事にバラエティーに富んでいてアテンドにも緊張感がみなぎるのでした。 子供乗せ付きのロングテール、ロードバイク、グラベルロード、MTB、クロスバイク、折り畳み自転車! ここまで車種が個性豊かなのに、「みんなで一緒に走る」というのも、こういったイベントならではなのかもしれません。 出発前から皆様なごやかで打ち溶け合っている雰囲気でした。 走行上の注意点なんかもお話させていただきながら、その後みんなで集合写真。

何より当日の天気は快晴に近く、気温も30度を超え、山間に積乱雲が発達する典型的な夏の空でした。
GreenCogのある南区の卸商団地から遠州灘沿いの道をのんびりと浜名湖へ向かいます。 この道は景色はそこまで良くはないのですが信号も高低差も少なく、ひたすら真っ直ぐで走りやすい道。 途中、パッキング装備の重い自転車を押しながら地下道をくぐったりして市街地を抜け、浜名湖半沿いのルートへ一気に北上します。

浜名湖は遠州地方に住んでいたと云われる伝説の巨人「ダイダラボッチ」の手形と言われるほど複雑な形をした湖で、各入り江にはそれぞれ名前が付けられています。 今回は一般的なハマイチルートではなく、東の端にある「庄内湖」と呼ばれる入り江を含めてルーティングしました。 ここの湖畔沿いには3kmほどの平坦なグラベル区間があります。 昔ながらの田舎道のような、どこか懐かしいルートでオススメです。 さっそくここで、パッキングに絶対の自信を持っていた方の荷物がくずれたりもありましたが、それも含めて皆様楽しんでいただけたようです。

その後、改めて舘山寺という温泉街エリアから浜名湖沿いを進んでいきました。 そしてここからメカトラブルが頻発しはじめ、のんびりで難易度が低かったはずのこのルートは炎天下と相まって、なかなかに過酷なライドへと変貌していくことに・・・

お昼休憩は浜名湖サービスエリア。 なんと自転車で高速道路のサービスエリアにアクセスできるんです。 ちょっと不思議な感覚ですよね。 ここ、浜名湖サービスエリアは園地も整備されていて、さっき走ってきた対岸の舘山寺も一望できる人気のサービスエリアだったりします。 ここにはサイクルラックも常設されていて、サイクリストウェルカムな雰囲気なんです。さすがに一般利用者には驚かれる事もありますけど。 浜松餃子などのご当地グルメもいただけます。こんな感じで、各々自由にお食事スタイルでの休憩でした。

そこからペースをぐんぐん上げて、真夏の熱風の中を突き進んで行きました。 ここから本格的に奥浜名湖などと呼ばれる風光明媚な景色に出会えるエリアになっていきます。

途中、パンクもあったりしましたがパンク修理のレクチャーを参加者同士でしあったり、終始和やかなムードで進んでいくのでした。

その後、遊び終えたハッピールートの面々と合流を果たし、体力的、体調的に1周が厳しい方々を直接ゴールである村櫛へ送ってもらうことに。 そう、この日の暑さは尋常ではなかったのです。 それも含めてRIDEALIVE!本当に助かりました!
そしてここからは時間にちょっとだけ追われながらも、きつくも楽しい、素敵な景観のルートを皆様に苦し・・・楽しんでいただきました。

浜名湖の西、湖西市側にはサイクリングロードが整備されていないので、なるべく湖畔沿いの道を選んで走行。ここからはゴールのTariCanha村櫛ビーチが見えていたりも。

この頃にはみんなの頭の中には、冷たいビールと美味しいお食事、そして浜名湖へのドボンであふれ返っていたことでしょう。 そんな機材トラブルや、熱中症などの危機に晒されながら、何とかゴールの村櫛ビーチが見えてきたのでした。

合計で約80kmの道のりを休憩含めて7時間余りをかけて走りきった皆様の表情は、疲労感と暑さと達成感がごちゃまぜになって、キラキラ光っていました。 やっぱり、みんなで走るって、楽しい。

そしてとっておきの空間で最初にやることといえば・・・

ドボンでした!

その後、疲労困憊の中テントの設営をして、いよいよお待ちかねのお食事です。 まずは乾杯。このために暑い中全力で遊んできたんです。

EARLY BIRDS BREAKFASTの恵太さんが、疲れきってお腹をすかせた皆様の胃袋に向けて、これでもかと美味しいご飯をいっぱいだしてくれる。 みんな無心でそれにかぶりつく。 この光景こそRIDEALIVEなんだな。 としみじみ実感しました。

日々の暮らしで食事ってはあたりまえの光景のはずなんですが、こんなに「食べること」を特別に思える時間ってそうはないだろうし、それを経験できるって幸せだなと感じました。 暑い中、各々全力で楽しんで辿り着いたタリカーナ村櫛ビーチで、お互いのアクティビティを報告しあいながら同じ料理を囲む。 そんな素敵なチルタイムはあっというまに更けていくのでした。

ちょっとここで話は逸れるのですが、今回のキャンプ場「TariCanha Murakushi Beach」を快く提供してくださった大杉晋一さんについて触れておかなけばいけません。

今回のRIDEALIVEで、一番最初に決まったことは1日目のキャンプインは村櫛ビーチということでした。 ここはアンバサダーの自分にとっても特別な場所なんです。 と言うのも、ここの主である晋さんは僕の自転車遊びの幅を広げてくれた師匠でもあり、GreenCogを立ち上げるキッカケをくれた恩人でもあります。 1年半くらい前に、晋さんが村櫛にキャンプ場の整備を始める計画を明かしてくれた時の、嬉々とした表情は一生忘れません。 そんな晋さんの理想が詰まった場所に、理想のイベントであるRIDEALIVEを繋げられたご縁に、僕自身本当に感謝しています。

そんな村櫛でのキャンプインから、翌朝はみんなでホットサンド。 GreenCogでは毎週日曜にホットサンド倶楽部として朝ごはんをみんなで食べる集まりを開催しています。 今回はその集大成のような感じがして、皆様の思い思いの具材、道具、焼き加減を観察させていただきました。 ホットサンドって、本当に不思議と美味しくなります。

そんな美味しい幕開けの2日目、テントの撤収、パッキングを済ませた参加者の皆様は今度はそれぞれのルートを経てnaru蕎麦へ向かうのでありました。

今回、僭越ながらチェックポイントの設定をさせていただきましたが、浜松の楽しい場所のほんの一部です。 まだまだいっぱいありますので、ぜひ浜松へ遊びに来た際はGreenCog、Happy&Slappyでご相談くださいね。

そして楽しかったRIDEALIVEも、手打ち蕎麦naruの美しく美味しい料理で締めくくりです。
ここまで来ると、参加者の皆様も静岡の人なのか、県外の人なのか、そんなことまったく関係なくワイワイと料理を囲んでいて、最高な時間でした。

「また浜松に来るよ」「今度、名古屋へ遊びに行きます」こんな会話が産まれていて、同じ時間、空間、経験を共有するって、素敵だなと改めて思いました。

やっぱりRIDEALIVEって楽しいですね! 浜松って、面白いし、楽しいし、美しいですよ!

ご参加いただいた皆様、こんな素敵な機会を下さったCirclesの皆様、naru蕎麦のゴリさんとスタッフの皆様、企画にご尽力下さった恵太さん、ハッピーさん、加茂さん、そしてタリカーナの晋さん、本当にありがとうございました!

ぜひまた浜松に遊びに来て下さい!

Today's Rider

RIDEALIVE 2017 Vol.2 Shizuoka
山本 雄一郎 a.k.a. もっさん
-BIKE SPECS-
Frame FAIRDALE WEEKENDER
Wheel MAVIC CROSSRIDE
Tire SimWorks by Panaracer The Homage
Main Group SRAM Rival1
Handle SALSA Cowbell2
Stem SALSA Guide Stem
Seat CHARGE Spoon Saddle
Basket PDW Take out Basket
Frame Bag RAL EM Loader
Pannier Bag RAL EX Loader
Mug RAL Camp Mug
Bottle SimWorks Crumbs ∞ Script Water Bottle
Paint GreenCog Original Raw Matte Clear

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