OREGON HONEYMOON TRIP
2018/3/12

OREGON HONEYMOON TRIP


by シゲ by シゲ & マナミ

RIDE DATA

天気
平均気温
23
総移動距離
1013km
給油回数
6
片道の所要時間
4時間30
ポートランドでの滞在
Si Nae's Airbnb
キャンプ場
Mazama CampGround

きっかけは突然やってきた。

 
早いもので、あれから半年以上が経った。
 
 
 
相方とは大学を卒業してから一緒に生活を始め、かれこれ8年一緒に生活をしているが、3年前にようやく自分の決心がついて籍を入れた。 だからといって特別日々の暮らしが変わったわけではないけれど、遊びを仕事にしている私を毎日支えてくれている。 お互いなかなか休みの合わない仕事をしていることもあって、特に新婚旅行ということを考えたことはなかったし、レースやライド、キャンプなど何かにつけて色んな土地に一緒に足を運んでいたので、これで十分とも思っていた。
 
けれど、そのチャンスは突然やってきた。まる3ヶ月のアメリカ行きが決まった時、これはまたとない機会だと思った。 相方は、異例といえるであろう3年越しの新婚旅行休暇という名目で休みを取り、アメリカ行きのチケットの手配することに。
 
こうして、遅れてやってきた我々の新婚旅行の行き先はアメリカ・オレゴン州ポートランドとなったのである。
 
5月末から渡米し、相方がやってくるまで約1ヶ月の間、今までこんなに長い期間生活を別にしたことはなかったが、お互いそれなりに忙しくも、メールやたまのフェイスタイムで連絡を取り合ったりの日々。
 
拠点としているポートランドの街を巡るのももちろん、日本にも来てくれたビルダーや仲間への再会を果たしたり、せっかくの機会なわけだからオレゴンの大自然に身を投じたいという気持ちもあったり。 やりたいことが色々ありすぎたが、結局具体的なプランは決まらぬまま、ついに相方が渡米してくる日がやって来た。 自分で言うのもなんだが、まぁなんとかなるだろうというお互いの根拠のない自信がそうさせたし、今までもなんとかなってきたので、詳細にプランニングはしなかった。
 
相方の到着当日、いつもより早めにやることを済ませて、シムワークスUSAのあるクリスキングから、車を空港へと走らせる。
 
 
英語が苦手という理由で乗り換えのない直行便を予約した相方、案内板を見ると予定時間を少し遅れるようだったので、事前に少しチェックをしていたクレーターレイクのキャンプ場を何気なくチェック。 季節はちょうど雨期が過ぎ去って本格的な夏がやってくるというタイミング、しかもその最初の週末と来たものだから、キャンプ場はチェックしていた当時からずっと予約で埋まっている状態、しかし奇跡的に1件、急遽キャンセルがあったのか空きが出ており、すぐさまブッキング。 実に相方が空港に降り立つ10分前の出来事である。 そんなこんなでクレーターレイク行きが決まった。
 
 
空港から街へと向かい、お腹が空いた相方を、早速名店Sweedeedeeに連れて行く。採れたての地の食材を丁寧に調理したブレックファーストは、シンプルだけど感動的に美味しい。 オレゴンはとにかくベリーがおいしいという話を聞いたことがあるが、やはり近くで採れた新鮮な食材で作られる料理が一番なのだ。
 

 
週末まで少し時間はあるので、じっくりとキャンプの準備をしようと、まずはAirbnbにチェックインをし、街へと繰り出す。 さすがに自転車までは持って来ていないので、BIKE TOWN / バイクタウンと呼ばれるバイクシェアリングシステムを使い、シティクルージングがてら買い物へ。 アプリをダウンロードし、登録しておけば、ダウンタウンのいたるところにあるバイクステーションから気軽にバイクを借りることができる。 ダウンタウンを回るには、自転車が圧倒的に便利なので、もしポートランドを訪れる際には是非利用してみてほしい。
 

 
食料や最低限必要なものの買い物を済ませ、テントや寝袋は持って来ていたが、それ以外に足りないものは元クリスキングのディラン / Dylan van Wheeldenから貸してもらえることに。 こっちの人はみんなキャンプ大好きだから、それはもう完璧な装備を貸してくれた。 とにかくみんな親切にしてくれて、本当に感謝の言葉しかない。 これも持っていけと渡されたエアガン、これは決して武器の密輸ではないので悪しからず。
 

そうしてやって来た週末。

 
アストロバンに自転車とキャンプ道具を詰め込んで、まだ少し夜が残っている中、インター5を南へ、ひたすら車を走らせた。
 

とにかく広大な大地が広がり、道も大きければ、行き交う車も大きい。
 

 
こちらでは珍しくジムニーが牽引されているなと思ったら、それを引っ張るトラックの荷台にはボートが積まれていたり(ワンちゃんも大人しく荷台に乗っていた)、今まで日本では見ることのなかったような出来事が目の前で当たり前のように繰り広げられる。 とにかく全てのスケールが大きい。 日本との明らかなスケール感の違いに圧倒されながらも、無事にクレーターレイクへと到着し、まずはキャンプサイトへチェックイン。 案の定、キャンプサイトは予約で埋まっていた。
 
ザックを背負ってこれからトレイルへと向かう人がいれば、中には巨大なキャンピングカーに小回りの効く車を牽引し、ベースキャンプ地としながら周辺を車で散策しているファミリーもいたり、キャンプシーズンが始まったばかりだからか、自転車に乗っている人の姿は比較的少なかった印象。
 
 
とりあえずテントだけ張っておいて、その後は夕刻まで少し時間があったので、はやる気持ちを抑えられえなかった我々は湖のほとりまで車を走らせた。 周りの山々にはまだ雪が所々残っている。
 

 
見晴らしの良い場所の近くに車を停め、そこから少し歩いて湖を見渡せるところまでたどり着くと、眼下に真っ青な湖面が広がっていた。
 
 
今までに見たこともない、とても綺麗な青。 6800年以上も前にこの地に存在したマザマ山の噴火によって形成されたカルデラ(火山で発生した凹み)に雨水が溜まることで出来上がった湖は、流入・流出する河川がないため、ここまで澄みきった青い色なのだ。
 

 
もちろんそれは噴火後いきなりできたわけではなく、それこそ6800年の時間をかけて今の状態へと変化していったわけで、
その規模の大きさだけでなく、時間軸という意味でもスケールが大きすぎて、しばらく言葉も出ない状態だったが、ひたすらカメラのシャッターをきっていた。
 

 
陽も傾いて来たのでキャンプサイトへと戻り、晩御飯の支度し、一気に頬張る。 さすがに陽が落ちると気温も下がってきたので、焚き火で暖をとりながら、空を見上げた。 21時ごろだったと思うが、陽が長いこともあって、まだ少し薄明るさがグラデーションのように残っている空には無数の星が広がっていてとても幻想的だった。 もっと眺めていたい気持ちもあったが、さすがにこの日は朝早くからロングドライブでの疲れもあり、眠気に打ち勝つことはできず、寝袋に潜り込んだのだった。
 

僕らが旅に出る理由

 
 
翌朝、鳥の鳴き声が辺りで聞こえるなか目を覚ました。 陽はとっくに登り始めている。ちょっと寝すぎたようだ。池山家は朝にめっぽう弱い。 テントから出て、ストーブでお湯を沸かし朝食の支度をする。 ソーセージとトースト、現地で購入したビバークレーションフードでツーエッグプレートもどきをこしらえる。
 

 
やはり外で食べる食事は美味しい。 周辺を自転車で少し散策してから身支度を整え、キャンプ場をあとに、最後にもう一度湖が見たくて湖畔へと車を走らせた。
  
この日も天気が良く、前日の風が雲をどこかへと追いやってくれた。 そして無風により波も立つことなく湖面はとても静かで、昨日とはまた違った表情を見せてくれた。 空の青と湖の青、それが混ざり合って行くような景色が広がっている。 どうやって言葉にすれば良いかはわからないが、こんな景色が見れるとは思ってもみなかった。
 
 
直前までノープランに等しかったこの旅で、なぜこの地を訪れようと思ったかというと、以前マイク・デサルボがクレーターレイクをテーマにバイクを作ったことがあり、そのムービーで出てきた景色が頭に焼き付いていて、いつかはこの目で見たいと思ったからだったのだ。 今回はさすがに湖を一周するということはできなかったが、足を伸ばしてみたいと思っていた湖の東側にあるマウント・スコットトレイルをハイキングするのは次回の宿題としておこう。 とはいえ、池山家にとって忘れられない旅となったことは間違いない。
 
こんな形で新婚旅行を実現することができたわけだが、ひとえにサークルズファミリーのみんなのおかげであり、これから一生をかけてこのお礼をしていかなければいけないと思っている(笑)。 それぐらい貴重な時間だった。
 
この世界には、まだまだ自分たちが知らない素晴らしい場所がたくさんあるし、できるだけ色んな所に足を運びたいと思う。 一度きりの人生だし、思いっきり楽しまなきゃ損だから。
 


Today's Rider

OREGON HONEYMOON TRIP
-CAMP SPECS-
Tent MSR Hubba Hubba NX
寝袋 OMM Mountain Raid 1.0
マット THERMAREST Pro Plus Small
クッカー MSR ディランからの借り物
CHEVROLET Astro a.k.a. シムUSA号
   
-SHIGE WEAR-
Eyewear RAL Activite
Vest RINGTAIL Breezer Vest
Base Rayer SEARCH AND STATE S3-B Base Layer
Bottoms DEEPER'S WEAR Fast Pass Baker
Sandal BEDROCK SANDALS Cairn
   
-MANAMI WEAR-
Tops HOUDINI W's Power Houdi
Bottoms DEEPER'S WEAR Fast Pass Baker
Sandal BEDROCK SANDALS Cairn
Backpack TRUCE DESIGNS Drop Liner Backpack Small


by シゲ by シゲ & マナミ
RIDEALIVE 2018

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